かまいたちの濱家を好きになり、出る番組は録画してみてます。その濱家がとある番組で「好きなドラマや映画は何回も観る」といってその映画のひとつがマイ・インターンだったのでアマプラで観てみました。
定年退職して奥さんにも先立たれたおじさんが、暇と金を持て余していろんな趣味をはじめてはコンプリートしてスーパーダーリン化したものの、また社会に出たくて若者中心の会社のインターンに応募してその会社の創立者の若い女性社長のインターンになる話です。
社長はワンマンなとこがあるけど、会社や従業員を大切におもっていてフルスロットルで仕事に家庭に向き合って頑張っているんです。なので暇を持て余したおじさんなんてと、最初相手にしません。
しかし、彼女が仕事や家庭でつまずいたらおじさんはその姿が自分が歩いてきた道なので仕事人としての彼女や親である彼女の気持ちや、そして連れ添った奥さんともいろいろあったんでしょう、がむしゃらに働くパートナーが居る夫婦の気持ちもわかるんです。そしてさり気なくフォローをして彼女の信頼を得ていきます。
「ハンカチをなんで持ち歩く必要があるのか」という若い同僚の問いには、「泣いてる女性に差し出すため」というかっちょいいこともいっちゃうんです。おしゃれで紳士で男女隔てなく優しくてでも控えめで、そして努力家で愛すべきおじさんなのです。
私もそうでしたが、仕事をしている女性は口を揃えていいそうです。「こんなおじさんは存在しない」と。「こんなおじさんがいてもいいじゃん」という女性の夢を形にした映画だと思います。
実生活で運悪く嫌なおじさんに遭遇したら、この映画をみて心を落ち着けたいと思います。
夫がマツモトクラブに似てる度 ★★★★★
アン・ハサウェイの大きい瞳からは、こぼれ落ちる涙の粒も大きい度 ★★★★★
こんなおじさんはいない度 ★★★★★
そしてこんなおばさんもいない度 ★★★★★
こういうふうに歳を取りたい度 ★★★★★